アラサー懊悩社会人、弁護士を目指す

予備試験ルートで司法試験合格を目指すアラサー社会人のブログ。2019年9月~勉強開始。熱しづらく冷めやすい性格が災いしないか懸念。

「論文を書けるようになる気がしない」問題について

こんにちは。

司法試験、予備試験に向けた勉強を始めて1ヶ月半。

ちょっとだけ「法律ってこんなものか」とわかってきた気がしますが、

やっぱり論文って、書けるようになる気がしないですよね。

 

入門講座で先生が話していることはわかる。

テキストも読めば理解できるし、論文問題の回答も読めば大体意味はわかる。

しかし、いざ書くとなったら書けない・・・・。

 

といっても、「書けない」というのは大多数の法律初学者に共通する点でしょう。

「初めは書けなかった」という合格者がほとんどでしょうし、体験談を読むと上位合格者でさえそうらしいですから、現時点で「書けない」という点について悲観する必要はないと考えられます。

(どうやら入門講座を聞いただけで、形式だった答案を書ける天才もいるようですが)

 

それより問題は、「書けるようになる気がしない」ことなのかもしれません。論文の勉強をしているけど、その勉強を続けても、論文を書けるようになると思えない。

この問題点は、以下の2点かと思います。

①精神的問題:「できるようになる気がしない」、つまり不可能に見える目標に対して、モチベーションを保ち続けるのは困難(不可能だからこそ燃えるなんて意味不明だし、それは逆に問題なのでは)。

②手段と目標の連関に関する問題:「できるようになる気がしない」ということは、今の論文の勉強という”手段”と、「論文を書けるようになる」という”目標”の連関がわかっていないこと。連関がわかっていないとは、闇雲にやっているということであり、「今の勉強」という手段が妥当ではないかもしれない。

 

どちらも大問題ですが、「①精神的問題」は、「②手段と目標の認識に関する問題」に起因すると考えられます。つまり、②自分の今の勉強が目標達成に向けてどのように役立っているか認識していないから、①モチベーションの問題が生じる。

さらに②手段→目標の連関の認識を欠いている状態での学習は、「論文を書けるようになる」という目標達成に資するものになっていない可能性が高い。

 

かくいう私も論文の勉強をしても、「書けるようになる気がしない」。

そして、モチベーションの問題は「根性論」でなんとかなりますが、手段の妥当性が欠けている場合、それを「根性論」でいくら続けても非効率か、ひどい場合は無意味かもしれません。

 

こうした状態でも1人で勉強せねばならないのは辛いのですが、

②手段と目標の問題については、過去に英語を勉強したときの考え方を援用することにしました。

 

私は大学時代の半年間ほど、死ぬ気で英語を勉強した時期があります(理由は忘れました、ただ気軽な気持ちで始めた勉強に次第に熱がこもっていった感じです)。英検2級という状態からのスタートでしたが、結果的にTOEFL iBT103点を獲得しました。

この頃も勉強を始めた当初は、「英語ができる(=聞ける、書ける、読める、話せる)ようになる」気なんてしなかった気がします(註1)。

ですが、当時考えたことは、

 

「英語なんて所詮、単語を文法というルールにしたがって組み合わせただけ。その文法のルールも単語の数も、使うものは限られている。それらを1つずつマスターして行けば、いつかできるようになるだろう」

 

というものでした。

この発想に基づき、半年間勉強を続けた結果、上述の成果を得ることができました。

 

この時やっていた勉強は、難しい英語の文章を読み、読めない箇所をチェック。それがなぜわからないか原因を分析し(単語がわからないのか、文法に不明点があるのか)、その部分を理解&暗記します。さらに、「読めはするが時間がかかる箇所」についても、頭にすりこんでいくというもの。

 

司法試験の難易度は、TOEFLの比にならないのかもしれませんが(というか比較対象として相応しくないかもしれない)、この方法を何とか応用できないかと考えています。

つまり、「書けない原因」を明確化し、それを潰していくというものです。

例えば、使う条文がわからなかったのか、記述されざる構成要件を忘れているのか、論証の理解があやふやなのか、事実の評価が上手くできていないのか。

明らかになった原因を認識し、それをつぶせば、少なくともその論文は書けるようになる。こうやって1つずつやっていくしかないのかな、と思います。

 

意識していることは、「書けない原因」を抽象化しないこと。論文の勉強に臨むに当たっては、「なぜ論文”一般”が書けないか」ではなく、「なぜ”この”論文が書けないか」という次元まで具体化し考えようと思います。

「法的思考ができていないから」「基本講座の知識を忘れているから」まで、抽象化・拡大化しないようにしたいと思います。

 

とはいえ、これではあまりに具体的に過ぎるのかもしれませんし、常に自らの勉強法をチェックしながら、進めていきます。

 

(註1)英会話は未だに苦手であることは付言しておきます。

(註2)目的と目標の違いってなんだっけ?となったので、以下のサイトを参考にしました。

目的と目標と手段の違いを理解しよう!例を挙げて徹底解説 | tree

 

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