アラサー懊悩社会人、弁護士を目指す

予備試験ルートで司法試験合格を目指すアラサー社会人のブログ。2019年9月~勉強開始。熱しづらく冷めやすい性格が災いしないか懸念。

私の勉強方法について(2019年10月11日時点)

予備試験、司法試験に向けた勉強を始めて、間もなく1ヶ月半が経ちました。

私は法学未学者なので勉強法が全くわからず、情報収集や予備校講座の閲覧に多大な時間を費やしたりもしました・・・。

 

実際に勉強を始め、自分なりにPDCAを回しながら、現在以下のような勉強法を取っています。

※といっても、以下の方法である程度勉強を進めたのは刑法のみ。着手できているのも、憲法と民法だけで、ほかの科目は全くわかりません。

 

<基本的な流れ>

①入門書の通読(1~1.5時間)

まずは入門書を、極力時間をかけずに通読する。

私は、定番となっているようである伊藤真の入門シリーズを読んでいます。

 

この段階における目的は、「頭の中にインデックスを作ること」。

全体像の把握だけに注力しながら、極力早く読むイメージで、

細かい点の暗記には気を払わずに、素早く終わらせます。

 

②問題集の通読(3~5H)

次に論文の問題集を通読します。

私は、アガルートの「重要問題習得講座」を受講していますが、

同問題集を大体1問当たり3分~7分程度でざっと読む。

もちろん、入門書を読んだだけですから、わからない点が大勢を占めますが、気にせずに進めます。

 

この段階における目的は、

「入門講座における知識習得の効率性向上」です。

 

後述の通り、③からは入門講座の受講を始めますが、

授業というものが大の苦手である私は、漫然と聞いてしまったり、

下手をすれば挫折をしたりという恐れが過分にあります。

(昔から、いわゆる”じっとしていられない子供”でした)

 

そこで講座を聞く前に問題集を一巡し、

「A.到達目標の把握」「B.疑問/課題/仮説の構築」を行います。

私は当面の目標を、重問をつぶすことに置いています。そこでその「A.到達目標の把握」をした上で、入門講座の受講がその目的に資するものになるよう、予め問題集を一巡しています。

また、新しい知識との遭遇は好奇心を煽られるものではあるものの、ただ知識を受動的に浴び続けるだけでは記憶の定着性に乏しい。なので、問題集を読むことにより、予め「疑問/課題/仮説」を構築しておき、ある程度の能動性を確保することを狙います。といってもそんな大袈裟なものではなく、刑法で言うと

 

「不真性不作為犯?真性もあるのかよ・・・ってか違いは何だ?」

「過失犯の話で何で『刑法の目的は社会の秩序・・・・』とかそもそも論が出てくるわけ?」

「共謀共同正犯って、文脈的には犯罪会議だけに参加したやつ・・・?それでも罰せられるのか・・・俺も下手したらやばいかも・・・・・あ、やっぱり成立のための条件があるのね」

 

という程度のものです。

予めこうした疑問等を持っておくと、講義でそのトピックが出てきたときに「あ、あのときに疑問に思ったやつか」と想起することができ、能動性が増します。

また、論文問題集を読んでいて生じた「疑問/課題/仮説」を解消することは、そのままそれが論文対策にもなると考えられます(但しそれがどの程度のものかは自信がない)。

 

※記事内には記載はしておりませんが、学習前にラスボスである司法試験/予備試験の過去問は3年程度読む・・・というより見ることはしました。ただ“過去問検討”と言える代物ではなかったと思います。改めて、予備試験の過去問を研究する段階については検討していきたいと思います。

 

③入門講座の受講(40~70H)

予備校の入門講座の受講です。私はLEC「S式入門講座」、アガルート「論証集の使い方」を受講しています。

が、私は時間のない社会人。コンパクトにまとまった講義とはいえ、やはり講義時間が長い。この部分を少しでも削減できないか、検討を進めています。

同講座の受講については、かなり長文になってしまいそうなので、改めて別記事で記載したいと思います。

 

※アガルート「論証集の使い方」が入門講座に入るのかという点に疑問を持たれた方もいるかもしれませんが、これには理由があります。それは、同論証集&講座を、「S式入門講座」からスムーズに論文対策に移れるための架橋役と位置づけているからです。これについても、他日に記したいと思います。

 

④論文問題を回す(1周当たり15~18時間)

一通りの知識のインプットが終わったら、もう1度重要問題習得講座に取り組みます。

今度は、答案構成をしてから回答を見るというプロセスを踏んでいるため、1問当たり10分~15分程度を要します。ただ、繰り返し取り組むにつれ、1周当たりにかける時間が短くなっていく想定です。

 

※私は、紙上に答案構成を書いています(細かい論証についてのキーワードも書く、当てはめは頭の中で言語化)。

これらを全て頭の中で行う(=紙上に書き出さない)ことも考えましたが、1周目についてはしっかりと書くことにしています。理解が不十分な点/できない点を浮き彫りにする目的のはずが、理解できていないのに理解していると思い込んでいるという状態が生じるのでは・・・という危惧からです。

 

 以上が主なプロセスです。以下は、それ以外に採用している方法を記載します。

<復習方法>

膨大な知識のインプットを続ける司法試験の勉強。どうしても記憶の定着=復習の方法が課題になります。ただ範囲が膨大であるので、先に進めるスピードを落とすわけにもいかないため、私は現在、机の上では復習作業をしないと決めています(※)。

なので、机に向かい勉強する以外の時間で復習を済まそうとしています(「何かほかの事をしている時間」もしくは「机に向かっていない、かつ何もしていない」時間)。

 

※問題集を回す作業は別。上記の<勉強プロセス>では各プロセスに必要な時間数を記載しましたが、これは机上での勉強に限定され、復習は含まれていない。

※「そんなにタイムマネジメントにストイックなら、ブログ書いている時間を勉強に充てろよ」という指摘には、一切反論できません・・・・

 

口述復習法

膨大な知識のインプットを続ける司法試験の勉強。どうしても記憶の定着=復習の方法が課題になります。私は復習方法として、寝る前にその日講義や論文で学んだ知識をベッドで早口でしゃべり続けるという、何ともアレな方法を採用しています。毎日30分程度、寝る前にYoutubeやSNSを見る時間を置き換えているイメージです。

テキストと問題集、六法を傍らに、たまにテキストに目を落としながら講義をサマリー版で再現していくイメージです。

 

「では続いて物の説明に入ります。まず民法上の物には、条文明確な定義がありまして、それを読んで見ますと(条文音読)・・・・また物には動産/不動産という分類があり、それぞれの定義は~」

 

という、傍から見たらヤバイでしょうが、これを始めて以降、基本的な用語の定義等の定着には自信を持てるようになりました。

また心がけていることとしては、常に条文を引き、音読すること。どうやら条文は本当に大事のようなので(まだその重要性を自分の言葉で語れない)、全てを条文から出発させることには意識をおいています。

 

スキマ時間勉強法

私は、問題集やテキストのページを写真に撮り、スマホに入れています。

それを本当のわずかな時間、例えばオフィスのデスクからトイレに向かう10秒間とかに見るようにしています。メカニズムがよくわからないのですが、こういう時に見たものはなぜかよく覚えています。

 

<その他>

ストップウォッチ

可処分時間の少ない社会人には、時間当たりの勉強効率を高めることが不可欠。私はスマホのストップウォッチ機能を使いながら、タイムマネジメントをしています。以前英語学習をしていた時に、「英単語XX個を3分で覚える」というようなハードルを課しながら暗記をした経験が効果的だったことに基づきます。

 

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以上が現在採用している方法です。

過去の試験に向けた勉強の際に上手くいった方法をベースに、合格者や予備校講師の方が進める勉強法を取り入れたりしています。今後、細かくチェックをしながら、時には大きな転換も辞さないという覚悟で進めていきたいと思います。

しかし・・・・はぁ、やはり自分のやっていることが正しいのか不安ダァ

 

 

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